みきもと・こうきち 安政5(1858)年、三重県鳥羽市出身。真珠の養殖とそのブランド化などで富を成した。東京・銀座に御木本真珠店(現・ミキモト)を創業。真珠王と呼ばれる。この言葉は明治38(1905)年、伊勢神宮へ行幸した明治天皇に拝謁した際のもの。まだ、養殖技術が完成していない段階での言葉だったという。昭和29(1954)年、96歳で死去。