国民的人気映画『男はつらいよ』シリーズや歌舞伎などで日本の興行界を牽引してきた松竹。明治28(1895)年の創業時は「まつたけ」と読んでいたという。「しょうちく」と読むようになったのはキネマ(映画)事業に進出した大正9年ごろからだといわれている。創業者は白井松次郎と大谷竹次郎の双子の兄弟。姓が異なるのは兄の松次郎が養子になったため。兄弟の名前の「松」と「竹」を並べたのが社名の由来。