目薬、眼科薬、点眼薬を主力とする製薬会社。一般用目薬の国内シェアはロート製薬に次いで2位、医療用目薬では1位のシェアを誇る。明治23(1890)年の創業時から戦前までは風邪薬を主力としていたが、戦後は「ひと・ひとみ・すこやかに」をスローガンに掲げ、目薬に特化したトップメーカーとなる。企業としての基本理念は「天機に参与する」で、社名もこれに由来する。もともとは四書五経のひとつである『中庸』の一節「天地の化育を賛く可ければ、即ち以って天地と参となる可し」を独自に解釈したもの。自然の神秘を解明して人々の健康の増進に貢献するということを意味しているという。