明治20(1887)年に創業した「眞崎鉛筆製造所」を前身とする老舗の文房具メーカー。昭和33(1958)年に発売した高級鉛筆のロングセラー「uni(ユニ)」などの筆記用具で知られる。明治34(1901)年、自社で研究開発した「削り鉛筆」が逓信省(のちの郵政省、現在の総務省)の「局用鉛筆」に採用される。これを記念して同36(1903)年、創業者の家紋である「三鱗(ミツウロコ)」をベースに、赤い3つの菱形を模した「三菱」をロゴマークとして商標登録。社名はこの商品ブランドに由来する。三菱財閥が「スリーダイヤ」を商標登録したのは、これに遅れること10年以上あとの大正3(1914)年。昭和27(1952)年から現社名。