明治41(1908)年創業の「安井ミシン商会」が前身。創業者(父)の死後、事業を引き継いだ長男(6男4女の10人兄弟)は家業を盛り立てていこうと誓い、社名を「安井ミシン兄弟商会」に改称。昭和3(1928)年に国産ミシン1号機を「ブラザー」のブランド名で販売したのが社名の由来。米国製ミシン「シンガー」への対抗意識から、語感が近い「シスター」をブランド名にしたかったが、すでに商標登録されていたため使えなかったという。