さて、オリンピックイヤーの２０２０年がはじまる。元日からはじまる「令和」としては最初の年となる。改元後初の天皇誕生日は２月23日。陛下は還暦を迎えられる。秋篠宮文仁親王が自らの立皇嗣を国の内外に宣明する「立皇嗣の礼」は４月19日に予定されている。その殿下は11月30日で55歳となられる▼東京オリンピックの開会式は７月24日。これに伴い、当年に限って祝日が移動する。「海の日」は７月23日、「体育の日（スポーツの日）」は７月24日、「山の日」は８月10日となる▼アメリカの大統領選挙は11月３日が投票日。そう、夏季オリンピック開催年は米国大統領選挙の年でもある。アメフトやバスケ、サッカーなど、他のプロスポーツのシーズンと重なることを避ける狙いもあるのだろうが、わざわざ北半球の真夏にあたるこの時期に五輪が開催されるのは、米大統領選に配慮しているからだ、という声も根強くある▼令和２年は、昭和35（１９６０）年の日米安保条約締結から60周年。終戦からは75周年にあたる。阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件のあった平成７年からは25年が経過する。二千円札は紙幣発行から20年だ▼そして、２０１０年にスタートした本紙は創刊10 周年を迎える。５月28日付の「６月号」は創刊10周年記念特大号として発行する計画。どうかご期待いただきたい。