花火大会などのイベントへの協賛金は、損金算入額に限度がある「寄付金」として処理するのが原則だ。
しかし、花火の打ち上げとともに会社名がアナウンスされるのであれば、一定の宣伝効果も期待できるので、「広告宣伝費」として経費にできる。祭りの提灯に社名を入れるときも同様だ。
また、協賛金の支出によって特別観覧席を得られる花火大会で、その特別席を取引先に提供するのであれば、支出した分が「交際費」になる。
なお、毎年100万人近い見物客が訪れる東京の隅田川花火大会では、「市民協賛金」へのお礼として特別観覧席が用意されているが、例年、応募者が多いため、協賛すること自体が高い倍率となっている。(2016/10/04)