年収換算510万円以下なら、マイホームを取得した時点で最大30万円の「すまい給付金」を受け取ることが可能だ。住宅ローン残高の1%を所得税から10年間控除できる「住宅ローン減税」と併用できるので、税務署に減税適用の申告をするとともに、「すまい給付金申請窓口」の給付手続きを必ずしたい。
住宅ローンは金融機関から5年以上の返済期間で借りたもので、親類や知人からの借入金は対象にならない。床面積50㎡以上などの住宅要件も設けられている。なお、住宅ローンを利用せずに現金で住宅を取得した人も、50歳以上なら給付金の対象になる。
給付金の申請は「すまい給付金申請窓口」に登録している民間の住宅関連事業者などで行う。申請期限は住宅の引き渡しを受けてから1年3カ月以内。申請書の提出から1カ月半〜2カ月で給付金が受け取れる。
「510万円」という基準は各種控除制度を適用する前の数字であり、家族構成や世帯収入によって異なる。収入ごとの給付額の目安は、年収425万円以下なら30万円、425万円超475万円以下なら20万円、475万円超510万円以下なら10万円だ。
消費税率が10%に引き上げられたらこの基準は変わり、年収775万円以下の人が最大50万円を受け取れる制度になる。(2018/06/27)