税金を還付すると騙り、お金をだまし取る振り込め詐欺が後を絶たない。警察庁によると、税金のほかにも、医療費の還付、保険料の還付、年金の未払い金などの金銭受け渡しを口実に電話をかけてくるケースがあるという。
税務署や県税事務所の担当者を名乗る者が、還付金受け渡しのためと称して金融機関やコンビニエンスストアでATM操作を指示してきたら、それはまさしく詐欺である。還付金がATMで返ってくることは絶対にない。
特にATMの操作に不慣れな高齢者を狙った詐欺行為が横行しているという。また、電話の内容に少しでも不審な点があれば、電話を一度切り、税務署の正しい電話番号を確認して問い合わせるようにしたい。
詐欺行為に手を染める者は、「還付手続の期限が近づいています。急いで手続きしてください」というように、相手を急かせるのも特徴だそうだ。(2016/09/07)