入院している子どもの世話をするために親が通院するときの交通費は、医師の診療を受けるために通常かつ直接必要な支出とはいえないため、医療費控除の対象にはならない。

　しかし、親の交通費を所得から差し引ける場合もある。入院した子どもの年齢や症状にかんがみて、ひとりで入院させることが危険なときだ。このケースでは、付き添い人である親の交通費も医療費控除の費用として処理できる。

　子どもの医療費については各自治体が助成制度を設けている。それぞれ助成期間や費用が異なるため、住まい選びのポイントとしている人も多い。（2016/06/04）