長い間にわたって連れ添った「おしどり夫婦」には、贈与税の負担を軽減する優遇制度が用意されている。そこで将来の相続を見据え、生前贈与を検討したい。
婚姻期間が20年以上の夫婦間で住宅を贈与したときは、その贈与額から2千万円を控除できる。住宅取得のための資金の贈与でも同様。年間110万円までの基礎控除とあわせて、2110万円までの贈与は贈与税の対象にならない。同一の配偶者間では一生に一度しか適用できない特例だ。(2016/05/27)