夫婦間でマイホームを贈与

結婚20年以上で税優遇の特例


 1年で110万円(基礎控除)を超える贈与は贈与税の対象だが、20年以上寄り添った夫婦には基礎控除分を含めて2110万円まで無税で贈与できる。住宅や住宅取得資金の贈与を対象とした制度で、不動産の一部分だけを渡すときにも適用できる。

 

 4千万円の土地建物の半分を妻に譲って共有持分を半々にすれば、贈与分は2千万円となり、非課税の2110万円以下に収まるので贈与税は納めなくてよい。

 

 なお、同じ配偶者からの贈与では、一生に一度しか使えない。また、贈与税は非課税になっても、不動産取得税や登録免許税の納税義務はある。(2017/01/26)