宝くじの当選金は非課税扱いだから、たとえ10億円が当たったとしても申告する必要はない。しかし、宝くじの当選金をもとに事業を始めたり、家を建てたりすると、税務署の調査で資金の出どころを問われることがある。
そんなときのために、宝くじの当選金であることを証明する「当選証明書」を保存しておきたい。証明書は、みずほ銀行が発行する。
複数の人と共同で購入していた宝くじが高額当選した場合には注意が必要だ。代表者が当選金を受け取り、それを後で山分けするというかたちをとると、当選金を受け取った人から分けた人への贈与と見なされる。
贈与税を課税されないようにするには、共同購入者全員で当選金を受け取ったという証明が必要になる。当選金を受け取るときは、全員で窓口まで出向きたい。全員が揃わない場合には委任状を用意して、共同購入者全員の存在をはっきりさせておかなければならない。(2017/09/25)