国民年金の上乗せ分として個人事業主が加入するのが国民年金基金だ。加入資格は、国民年金に加入している20歳〜59歳の自営業者、または国民年金に任意で加入している60歳〜64歳の人だ。
国民年金基金の税制面での優遇は大きい。掛金は、全額社会保険料控除として所得控除される。また、国民年金基金から年金を受け取ると、雑所得の公的年金等控除が受けられる。
リスクは、物価スライド制に対応していないことだ。仮に年金をもらうまでの間に物価が大きく上昇してしまうと、実質的な年金額は下がってしまう。(2017/06/29)