国外財産の贈与を受け、日本で贈与税を申告する人は、その財産を円に換算してから課税額を計算する。そのため、円高の時期は国外の通貨の評価が低くなるので、税金面から考えればそのタイミングで贈与を受けるのが有利だ。
例えば500万ドルの別荘を贈与されると、1ドル110円なら5億5千万円で評価されるところ、円安で1ドル120円のときに贈与されれば6億円になり、逆に円高で1ドル100円なら5億円と、大きな差が出ることになる。
海外資産の円換算には、一般的に金融機関が外貨を円に両替するときのレートを使う。(2017/05/16)